懐かしいリリアンで大切な事を思い出す。

寒くなってきたし、指編みや腕編みのように編み棒を使わない手法でマフラーやスヌードあたりでも編もうかなと思いまして、100円ショップに毛糸を物色にしに行ってきました。


そうしたら、なんと懐かしいリリアンを発見したのです!!

編み機と糸セットが並んで売っていたので、懐古の情も相まって買ってみました。


リリアンなんてどのくらいぶりに手に取るでしょうか、おそらく30年ぶりくらい。小学生の頃に何だか女子の間で流行っていまして、そんな中こっそりと(一応)男子の私はやっていたのですが、長く作っても全然使い道がなくて、きんちゃくの紐とかにしていました。


フェルトで中に綿入れてマスコット作ったり、キルティングの生地で小物入れ程度は作っていたのですが、本格的な手芸と言えるものはあまりしてきませんでした。その程度でも周りの男子でやっている子はいなかったと思いますが...まあ私がこっそりやっていたように、本当は手芸が好きな男子も人知れずやっていたのかもしれません。


リリアンで何かちゃんとしたアクセサリーみたいなものが作れるかはわかりませんが、目に付いた出会いを大切にして購入。本来の目的である毛糸はとりあえず今回は買いませんでした。


そして家に帰りさっそく作業開始。約30年ぶりともなると、何だか感覚を取り戻すのに最初てこずったのですが、やり始めるとどんどん無心になれます。


最近はパソコンやスマホばかりだら、思っているよりも指先って全然使っていないんですよね。パソコンのキーボードは打つ時の感覚はいつも同じだし、スマホのタッチパネルなんて触れば向こうが勝手に反応してくれるので、全然何かに触っているという気持ちになれないんですよね(まあ触ってやるぞという意気込みで操作するものでもないのですが)


指先にそんなリアクションがないのに思い通りに動かせて、文字を打ったり画像を編集加工できたりするから便利なんですけど、そんな中で久しぶりにリリアンなるものを始めて、糸を張ったり編み棒ですくい上げたり10分くらい集中してやっているとると、編み機の中から編んだものがニョロっと出ているんですよね。これがもう嬉しくて。


何かこうした感覚は久しぶりでした。飽きっぽいのであまり長時間はやらないのですが、ブログを書くなどのパソコン作業の間にやると気分転換できてで、楽しいし何だか一度頭の中がすっきりします。


編んだものを何かに使うと言うよりは、リフレッシュのためにやっている感じです。100円ショップでこんなに気持ちが整うものがあったのかと思いました。編み物恐るべしです。

自分がやった分だけ結果が目に見えるのって結構大切かなと思います。パソコンで文章をたくさん書いても、それが手で持って重みがあるわけでもないですし、視覚でページ数たくさんだなとはわかりますが、それだけですよね。

触ったり持ったりして厚みや重さ、長さや編み目のを感じる、また指先を動かしてそれらを生み出すのは結構大切なのかなと思いました。何だか忘れていたものがよみがえってきたようで、何だか頭の中の風通しが良くなった気がします。


学生の頃、集中しようと思う前に折紙で鶴を折るというのを自分なり経験から生み出しやっていたのですが、そうした事と繋がっているように感じて、自分の中での集中しながら気持ちを切り換えるという基本スタンスは変わらないと思いました。


こうした編み物や折紙をはじめ、小さな植物を育てるとか、土や芝生、動物に触れてみるなど、指先から伝わる感覚に意識を傾ける事って、今は少なくなっているのかなと思いました。


私はインドアなので家でもパソコンばかりやっておりますが、キーボードなんて配列が決まっているし手ごたえも音も変わらないので、たくさん打っても特に刺激とかないんですよね。どんな文章にしようかという事で脳は使っているかもしれませんが。


なので本とかも電子書籍ではなくて、どうしても紙媒体で買ってしまうんですよね。表紙の紙の質感とか、箔押しされたタイトル、紙の匂いみたいなものは電子書籍だとわからないんですよね。本の内容が一緒に嗅覚や触覚みたいなものと一緒に結びついて心に残っていたりします。


日に焼けて黄ばんだ背表紙とか、少し疲れてきているカバーとかに時間の流れを一緒に過ごしたものとかが感じられて、それが嬉しかったりします。そうして本が増えていくので、最近の片付けブームからすると真逆を行っている状態なのですが、手に取った瞬間の質感で思い出が湧き上がってくる、あの感じって大切だなと感じています。


皆さんもパソコンから離れてリフレッシュできるものを何かひとつ持ってみてはいかがでしょうか。できれば指先を使うものがおすすめです。

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